3.3 ツ−ル・デュ・モンブラン

(1) 日時 : 2005年7月5日〜15日
(2) コ−ス概要
  ツ−ル・デュ・モンブラン(略称TMB)はフランス、イタリア、スイスにまたがるモンブラン山群を一週するアルプスの代表的な縦走コ−スでヨ−ロッパで人気があります。七つの谷と六つの峠を越えるコ−スで、標高差は約1000m〜2800mあります。モン・ブラン(4810m)やグランド・ジョラス(4208m)などのモンブラン山群の秀峰をいろいろな角度から眺められ楽しめます。また、各国の山小屋に泊まり、いろいろな国の登山者と交流が出来るのも楽しいものです。
今回は正味8日掛け、無理のない行程をとっております。

(3)行程
 @シャモニ・・・コンタミン村(1067m)出発・・・ラ・バルムの小屋(1706m)泊 A・・・ボンノムのコル・・・フ−ルのコル(2665m)・・・レ・モッテの小屋(1864m)泊 B・・・セイニュのコル(2516m)・・・ベニの谷・・・エリザベッタ小屋(2258m)泊 C・・・ミャ−ジュ氷河出会い・・・シュクル−イのコル(2430m)・・・ク−ルメイユ−ル泊 D・・・エレナの小屋泊 E・・・フェレのコル・・・シャンペ(1468m)泊 F・・・フォルクラ峠・・・トリアン(1270m)泊 G・・・バルムのコル(2191m)・・・ル・トウ−ル(1462m)・・・シャモニに到着(泊)H
 
なお、山々の写真は次の「3.4 モンブラン山塊の山々」をご覧下さい。
*下にスクロ−ルすると写真がご覧に成れます
いよいよスタ−ト
(シャモニ西部のコンタミン村・・・出発を前に教会前で準備)

コ−ス案内板
第1日の山小屋:バルム小屋
(二段ベッドで快適、山小屋の奥さん手作りの食事はなかなかよい)
小屋はTMBを回る各国のハイカ−でにぎあい国際色豊か
TMBコ−ス標識
(コ−ス標識はよく整備されている)
周りの山を見ながらの快適な登山道
ところどころにある雪渓をトラバ−スして進む
ボンノムのコル(2329m)にある避難小屋
ボンノムのコルを後に山腹を巻いて進む
登山路脇には花々が多く楽しめる
(アルペンロ−ゼの群生)
渓流が多く、その周りは花が咲き乱れている
200m以上の岩肌を流れ落ちる渓流は壮観である
モッテ小屋(1870m・・・フランス)
(約7時間の行程で無事到着、途中標高2000m以上のところでみぞれ混じりの雹に降られる。)
(モッテ小屋:食事はよいが施設は悪い)
第2日:モッテ小屋(1870m)からセイニュのコル(2516m)へ急登
(コルはモンブラン山塊が見渡せる絶好の場所・・・しかし、天候悪く昨日に続きみぞれ混じりの雹に降られ視界利かず)
ベニの谷
(花が咲き乱れる明るい谷を進む)
ベニの谷にある遭難碑
(右前方に今日泊まるエリザベッタ小屋が見える)

エリザベッタ小屋(2195m・・・イタリア)
(モンブラン南面の山々を見渡せる好立地にあるため人気のある山小屋)
(各国の登山者でにぎわっていた)

エリザベッタ小屋の銘板
エリザベッタ小屋前のモンブラン山塊南面の山々
ミア−ジュ氷河近くの登山路を進む
(モンブランにせり上がる山稜と氷河の圧倒的な景観が楽しめる)
花咲き乱れる登山路を進む
エレナ小屋(2062m・・・イタリア):大きな小屋で施設も素晴らしい
(前面にグランドジョラス山群の山々がそびえる好立地にあるので人気がある)
 (また、比較的アプロ−チも良いので各国の登山者で賑わっていた)
エレナ小屋からフェレのコル(2537m)へ
(ブレ・ド・バ氷河とモンドラン(3823m)を左手に見ながらスイス国境のコルへ急登する)
スイスのシャンペよりモンブラン山塊東側の山々を遠望
(スイスのシャンペ湖は山岳リゾ−ト地として有名)
シャンペの家並み
牧歌的な道を進む
バルム峠(2191m・・・スイスとフランスの国境)
(最後のこのコルに到着すると今回のトレッキングもほぼ終了となる)
バルムの小屋
バルムのコルよりシャモニ・モン・ブランの谷とモン・ブラン山塊を一望
(このコルに立ち再びフランス側の雄大なモン・ブランを遠望し、シャモニの谷を見下ろすと、)
(この長いトレッキングの終わりを実感する。仲間全員でTMB完歩を喜び合った。      )
(コルをシャモニへ下る。                                        )

シャモニに無事到着しモンブランを遠望・・・バルブとソシュ−ルの像
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