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3.29 晩秋の伊勢・大和路を歩く(2016年)
     (その3).奈良の古刹を巡る・・(2)
        (奈良公園−−春日大社−−正暦寺 を辿る)



1.概要
晩秋の11月下旬、昔の同期の仲間と伊勢と奈良・大和路を歩いてきました。一昨年、昨年に続く晩秋の大和路巡りは四年目です。今年は20年ぶりに式年遷宮した伊勢神宮と式年造替した春日大社を周り、綿々として1300年余繰り返されてきた歴史に思いを馳せる旅でもあります。また奈良はまさに歴史の宝庫であり、路傍にはあちこちに社寺や遺跡、古墳が点在しております。我が国のルーツに思いをはせた旅が堪能できます。そこで昨年と同様に晩秋の風情をゆっくり味わいながら社寺・古墳巡りをすると言うことで、出来るだけ徒歩で伊勢・大和路巡りをしました。

第3目は奈良盆地中央の秋彩に染まる東大寺・奈良公園を経由し、20年ぶりに式年造替した春日大社、清酒の発祥地で紅葉の名所である正暦寺を廻ってきました。いずれもちょうど紅葉に包まれ秋景色がすばらしい静かな古刹でした。

2.日時・コース
    ・日時:2016年11月23日
    ・場所:東大寺・奈良公園 −−春日大社−−正暦寺 を巡る
              

     *下へスクロールすると写真がご覧になれます 


1.奈良公園・東大寺境内
何度となく訪れる東大寺界隈ですがとりわけ晩秋の早朝は趣があり心休まる散策が出来ます。
写真1:  秋彩に包まれる東大寺境内
大仏殿裏は銀杏の落葉に埋もれ朝陽に輝いていました
写真2:  秋彩に包まれる東大寺境内(2)
写真3:  秋彩に包まれる東大寺境内(3)
写真4: 秋彩に包まれる東大寺境内(4)
土壁と紅葉の組み合わせは奈良らしい状景で、心休まる参道です
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2.春日大社
768年の創建以来めんめんと1200年余行われてきた20年ごとの式年造替、今年11月に第六十回目の正遷宮がありはたしております。朱塗りの境内が眩しく華やいでいました。
写真5:  華やかな本殿前の鳥居
写真6:  新嘗祭の儀式
丁度11月23日と言うことで新嘗祭が厳かに行われておりました
写真7:  新嘗祭の儀式(2)
写真8:  新嘗祭の儀式(3)
写真9:   南門
写真10:  幤殿
新しい朱色に塗り替えられ華やいでいますなお、使用する朱色顔料は、本殿は深い朱色(硫化水銀系)、他の建物は明るい朱色(鉛丹系)と区別するこだわりを持って実施されています。残念ながら今回は本殿の拝殿がかないませんでした。
写真11:  廻廊
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3.正暦寺
創建は992年と古く、当時は86坊の塔頭が聖地菩提山の山麓に点在し威容壮麗さを誇っていたようです。その後江戸中期以降急激に衰退し、ほとんどの堂塔は失われ、現在は江戸時代建立の福寿院客殿、護摩堂と大正時代再建の本堂、鐘楼堂など僅かな建物を残すのみとなっています。しかし古来より菩提仙川の清流と渓流沿いに広がる紅葉の鮮やかさは知られており「錦の里」と呼ばれていたようです。日本酒発祥の地です。
写真12:  紅葉に包まれる正暦寺
写真13: 正暦寺門前
写真14:  古刹客殿秋景色(福寿院客殿)
代表的な古刹客殿の自然風形式庭園です。四季折々の景色が庭を演出するように作庭されています
写真15:  古刹秋彩(正暦寺福寿院境内)
写真16:  日本酒発祥の地



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