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3.30 晩秋の都路を歩く(2018年)
     (1).宇治・平等院--伏見稲荷--酒蔵街 をたどる


1.概要
晩秋の11月中旬、昔の同期の仲間と京都・都路を歩いてきました。昨年に続く晩秋の大和路・都路巡りです。奈良・京都はまさに歴史の宝庫であり、路傍にはあちこちに社寺や遺跡、古墳が点在しております。我が国のルーツに思いをはせるロマンの旅が堪能できます。そこで昨年と同様に晩秋の京都の風情をゆっくり味わいながら社寺・古墳巡りをすると言うことで、出来るだけ徒歩で都路巡りをしました。

第1日目は京都西端の宇治・伏見を訪ねました。宇治・伏見は地理的に要衝の地であり、そのため数々の歴史遺産があります。ちょうど紅葉に包まれ秋景色の魅力を醸し出していました。


2.日時・コース
    ・日時:2018年11月20日、
    ・場所:宇治・平等院--伏見稲荷--伏見酒蔵街散策

       

     *下へスクロールすると写真がご覧になれます

1.宇治・平等院
宇治川を背にした場所に建立された平等院、1052年関白藤原頼道によって創建されました。その鳳凰堂は経典に描かれた極楽浄土の宮殿を模して造られた優美な建物です。内部に阿弥陀如来が安置されており、その他数々の平安時代の偉物があります。庭園は代表的な浄土式の借景庭園です。
写真1.1: 数々の歴史の場となった宇治橋
写真1.2: 清らかな宇治川の流れ(中之島方面)
たもとに紫式部像がある--写真右下
写真1.3: 源氏物語の「夢浮橋」
紫式部「宇治十帖」の舞台と言われている
写真1.4:鳳凰堂--翼廊(右側)
写真1.5:鳳凰堂(正面)
極楽浄土の宮殿を模した鳳凰堂、中堂、左右の翼廊、背後の尾籠から構成され、鳳凰が羽根を広げたような威風堂々とした優美で端整な造りです。大修繕が終わり創建当時の華麗さが再現されています
写真1.6: 鳳凰堂--翼廊(左側)
写真1.7: 光り輝く鳳凰
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2.伏見稲荷大社
711年創建、全国3万の稲荷神社の総本宮です重厚で華麗な稲荷造りの本殿、秀吉寄進と伝えられている楼門、奥社までの千本鳥居で構成されている。全て独特の朱塗りであり、またその数々のご利益から近年は海外来訪者に人気があり、混雑しております。
写真2.1:楼門--混雑する伏見稲荷
写真2.2: 重厚華麗な稲荷造りの外拝殿
写真2.3: お稲荷さんのシンボル狐
写真2.4: 沢山の外国人参拝者
写真2.5: 本殿
写真2.6: 千本鳥居
稲荷山の山裾約4Kmにわたって朱の鳥居がトンネル状に展開している
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3.伏見・酒蔵街
伏見は東山三十六峰を源とする良質な伏流水に恵まれ、古から酒造りが行われてきました。この伏見の酒は明治時代に最盛期を迎え、のどごしのよさとまろやかな味で全国に知れ渡るようになりました。月桂冠など銘酒が生まれ、現在も大小酒造メイカーの酒蔵が並ぶ独特の街並みを形成しております。
また一方秀吉の伏見城築城以来、城下町として発展し、水運の整備も進み京・大坂への要衝の地となってきました。幕末には坂本龍馬の寺田屋騒動、宇治伏見の戦いなど歴史の舞台となりました。
写真3.1: 昔を偲ぶ十石船(1)--宇治川派流
写真3.2: 昔を偲ぶ十石船(2)--宇治川派流
写真3.3: 水運沿い酒蔵群
写真3.4: 酒蔵並ぶ街並み
写真3.5: 酒蔵並ぶ街並み(2)
写真3.6: 月桂冠誕生時のポスター
写真3.7: 酒蔵風の居酒屋
ここででの夕食は雰囲気があり、本場の酒に酔いしれてしまいました。
写真3.8: 酒蔵並ぶ夜の街並み
写真3.9: 坂本龍馬ゆかりの寺田屋
現在も営業中です。ただし建物は改築されており遺産的価値無いようです。となりに遺跡碑あります。


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